歯医者だからといって歯だけの治療を行うのではなく、お口の中全てを考えた治療をいたします。
お口は、今現在患者さまが問題だと感じておられる1本の歯だけで成り立っているわけではありません。
お口全体の健康を実現するためには、その虫歯だけを治療しても事足りないのです。
当院では、口腔内を全体的に診断し、悪いところからまず1本ずつ治療していくことを目指しております。
最終的には、噛み合わせを正し、摂食・嚥下しやすい環境をご用意することで、長く患者さまにご納得いただくことを重視しております。
歯科医院というと、歯を治療する場所として患者さまがイメージされることが多いかとは思いますが、お口全体を診断して総合的に治療する場所、正しく機能するように導く場所としてご認識いただきたいと願っております。
ユニットにこのようなモニターが設置されているため、自分の状態や治療の成果が分かりやすくなっております。
当院では、患者さまに治療内容をご説明する際、患者さまご自身の目でご確認いただくことを重視しております。
お口のどこに問題があり、実際にどのような状況であるかをよく理解されている患者さまはほとんどおられないのが実状です。
まずは現状をご理解いただき、どのような治療を必要としているのかをご認識いただくため、ペンタイプのカメラをユニットにご用意し、モニターを通して目でご確認いただいております。
痛みの原因、違和感の理由を改めて目前に提示すると、驚かれる患者さまもおられますが、一度実感してくださることが重要です。
それによって、その後の治療がスムーズに運んだり、日ごろのケアへのモチベーションが高まったりすることがあります。
そうしたご協力を仰ぐためにも、患者さまにご理解いただけるご説明に努めてまいります。
嚥下内視鏡という、きちんと飲み込みが出来ているかを検査する機器です。
当院ではご高齢の患者さまや、脳卒中などを発症したことで麻痺あるいは障害をお持ちの患者さまが、楽しく美味しくお食事していただけるよう尽力しております。
麻痺などの問題があると、口腔機能に問題が生じ、お口でうまく食事を摂れなくなる場合があります。
口腔機能の問題を要因として、肺に口腔内の細菌が侵入する「誤嚥性肺炎」を発症すれば、死亡原因ともなりかねません。
当院では、摂食・嚥下指導に努めることで誤嚥性肺炎の要因を排除すると同時に、食事を十分に摂ることができる環境をご用意し、患者さまのクオリティ・オブ・ライフ(生活の質)を向上させたいと考えております。
嚥下内視鏡(気管と食道上の弁の状態を目視できる内視鏡)を導入し、患者さまの飲み込む力を確認することで、食形態を決定することが可能になります。
栄養士や看護師と連携し、患者さまにもっとも適した食材を探し出し、嚥下のための訓練を繰り返すことで、患者さまに飲み込む力を取り戻そうと努めております。
摂食・嚥下を容易にするためには、患者さまお一人おひとりの口腔内の状況に対応しつつ、上下の歯が噛み合う環境をご用意する必要があります。
当院では、患者さまの咬合の動きを再現する模型を作り、3次元的に噛み合わせの状況を確認したうえで、咬合器(スプリント)などを用いた治療を行います。
咬合器は、ずれてしまった顎の関節を安定させるために用いるプラスチック製のマウスピースのようなもので、当院に併設する技工室で、歯科技工士としっかり連携をとったうえで、患者さまお一人おひとりのお口にあわせて作成します。
スムーズな顎の動きを実現させ、しっかり機能するような歯並びを整えて行けるように努めています。
スプリント治療によって顎関節の安定化を図ることができます。
お子さまの噛み合わせが気にかかっておられる場合には、お気軽にお声がけください。
※年末年始などの休診日に、受付をされた患者様へのご連絡は、診療が始まってからのご連絡となります。 ご迷惑お掛けしますが、予めご了承下さい。
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