しぶえ歯科・小児歯科

特に力を入れてきたのは小児外科です。歯科大学の頃には過剰歯の抜歯や肥大した舌の裏側にある筋の切除、歯が折れたり抜けたりしたお子さまに向けた治療をテーマにした論文も書いていました。お子さまの頃は遊び盛りなので、歯をぶつけて外傷を負うなどの危険性が非常に多く潜んでいます。そのような場面からお子さまを守りたいという思いがあって、小児外科については特に注力して学んで来ました。

たとえお子さまのお口でも、本人でない以上親御さまには分からない部分もあります。そのため、親御さまにはお子さまのお口について少しでも詳しく知っていただけるように、詳しくていねいに説明とアドバイスを行っています。

大学時代に小児外科を学んでいたこともそうですが、私自身、子育てを経験したことが大いに影響されています。そのため、子育てを経験した父親の目線で、やさしい診療を心がけております。

また、この北野の地域にお子さまが多いという地域性もひとつのきっかけです。
この地で90年以上診療をしている歯科医院として欠かせないものが、当院の医院名にもある「小児歯科」とも考え、その看板を背負う者として日々研鑽を積んでおります。

往診をしていた寝たきりの患者さまのご家族から、その方の入れ歯の作製を依頼されたことがあります。たとえ寝たきりでも見た目のいいお口にしてあげたいからということでした。そのご依頼に応え、顎の動きや噛み合わせの位置も考慮して入れ歯を作製しました。

それからしばらくすると、なんと寝たきりだったその患者さまが立てるようになりました。

しっかりと噛めるようになることで、踏ん張る力が全身に付き、重心を取ることができるようになります。それでも、寝たきりだった状態から立てるようになったのには私も驚きました。噛めるようになることで脳への血の巡りもよくなって脳細胞も活性化されますし、入れ歯一つに人の生活を大きく変える力が秘められていると改めて実感しました。

初めて来院される患者さまのほとんどが、お口や歯に対して何かしらの痛みや悩みを抱えていらっしゃいます。患者さまが抱えている悩みを取りのぞかない限り、ご納得いただける治療を行うことはできません。ですから、そうした悩みを、まずはしっかりと聞くことから始めています。

また、患者さまが自覚している症状以外にも、診察することで発見できる別の問題点などもあることが多いです。そのため、お話をお伺いするだけでなく、お口全体の現状についても細かく説明をさせていただいています。

ていねいに説明を行い、ご理解いただいてから治療を行うことで、患者さまの不安を取りのぞきリラックスしていただいた状態で治療を始められるように心がけています。

歯科医院や歯科医師に対して感じている壁を少しでも減らしたいと思っています。そのため、例えば、趣味であるアウトドアの一貫で行っているカヌーの経験を生かして、お祭りでカヌー体験を行いました。歯科医師としてよりも、まずは地元の人たちと同じ立場で親しみやすい関係性を作ることで、地域の皆さまが歯科医院に通いやすくなるようにしています。

久留米は私が生まれ育った町なので、できる限り皆様にお口を通じて健康をお届けできる存在でいられるよう努力をしています。

選ぶ基準として、ご自宅からの距離を重視される方も多いかと思います。しかし、近いという理由だけでは歯科医師を選ばないようにしてほしいと思っています。もちろん、通いやすいことも大切な要素です。
しかし、それでは歯科医師の技術を見ることはできません。

新しいだけで選ぶことも同じです。確かに、新しければ院内はきれいですし、設備や施設も珍しいものがあったりします。しかし、歯科医師が経験不足ですと患者さまがご納得できる治療は受けられません。

歯科医院選びは、ご自身の体の健康を左右する大切なポイントです。だからこそ、安易な選び方はしないでいただきたいです。実際に、元々当院に通院されていた患者さまの中には、一度新しくできたほかの歯科医院に移り、その後戻ってきた方もいらっしゃいます。そういった点では、3代続く歯科医院として患者さまとの信頼関係を築き上げられていると感じています。

趣味のドライブをしています。天気の良い日は、夜明けと同時に車で大分県のやまなみハイウェイまで走りに行っています。その途中で、おいしいものを食べたり、温泉を巡ったりもしています。そうして景色を楽しみながら車で走ることが、何よりもリフレッシュになっています。ドライブ仲間もいるのでより一層楽しいです。

オープンカーで帽子をかぶらずに走っているので、行きつけの美容師に直射日光は頭皮に悪いから帽子をかぶるよう怒られることもあります。それでもあの爽快感は止めることはできないです。