林歯科クリニック

まずは、患者さまのご要望をしっかりとお聞きすることを大切にしています。なぜこんな状態になるまで放っておいたのかと責めることは決して致しません。患者さまを責めるのではなく、寄り添うことが先決です。もっと早く治療にかかっていればと後悔の念を持っている患者さまを責めることは実りのないことです。これからどういう治療が必要なのか、どんな要因があって今の状態に至ったかということを分かりやすくご説明させていただき、これからどのように気を付けたらいいのか、治療が終わってきれいになった状態を維持するためには何が必要なのかということをきちんとご説明させていただいております。治療の内容については、患者さまの今後のことを考えてしっかりとアドバイスさせていただきます。当面の痛みなどのトラブルの対処だけに始終せず、患者さまの歯の全体像から今後悪くならないように、末永くご自身の歯を使っていただけるような治療を心がけています。

インプラント（※）です。本当に長く歯を使っていても劣化しにくい、治療計画シミュレーションソフトウェアという、患者さまの口腔内を3Dで診療して治療計画を立てていくシステムで施術を進めていく方法を深く学びました。インプラントのみならず入れ歯でもそうなのですが、まずは土台、環境を整えることが必要不可欠です。虫歯が歯茎の中まで入ってしまっているのに上から土台を作るようなことをすると、時間とともに根元から悪くなって元から歯が外れてしまいます。本当に長く使える状態に持っていくには、歯茎を顎の骨のレベルから整えて、お口に合った噛み合わせで掃除がしやすい状態を作ります。それは建築と似ていまして、地盤がしっかりしてる所にしっかりした柱が立ち、よりよい設計の建物が緻密に建ててあり、全体のバランスが調和してるというのが長持ちするためには大事なことです。目に見える歯の部分しか見ないというのでは、治療してもまた悪くなります。このように、歯の治療に関しては地盤を整えるということが大事な部分であり、核となります。

※自由診療です。料金は料金表を確認してください。

患者さまの気持ちに寄り添って、なるべく負担がかからない痛みの少ない治療をすることです。時間をかけても、よりよい治療がどうあるべきかということを納得いただいてから治療に進むということです。当院に来られた患者さまは、ほかではこんなに説明をきちんとされなかったと言われることが多いです。ですから、今の状態から何をしなくてはいけないのか、きちんとわかりやすく説明させていただくことを重視しています。歯を被せる場合でも、インプラントでも、土台の根元である歯茎の部分から虫歯にならないように治療していくことが重要と考えています。

歯の補綴物や仮歯ができあがったら、患者さまの歯に合わせてみて、適応や形態、噛み合わせの高さのチェック、歯を入れた後にきちんと歯間ブラシが通る隙間があるかといったことを厳しく見ることができるように、確認をしっかりと厳密にするように伝えています。

当院のスタッフは、患者さまの口腔内の診査状況や、TCHブラキシズムという、歯ぎしりや噛みしめの癖など患者さまの歯について普段の悪い習癖をチェックしており、丁寧に説明しています。患者さまのことを細かく把握してくれているんです。全身疾患や、健康診断をきちんと受けていてさらにその結果がどうなのか、問診表に罹れた疾患があれば、詳しく聞き、服薬中であればどんな薬を飲んでいるかなど、詳しくお伺いします。口の中だけを見るのではなく、事前に患者さま全体の状況を十分に調べ確認することで、2度目に来られた患者さまにはしっかりブラッシングの指導ができています。

入れ歯でとても苦労されていたおばあさんが治療にお見えになったことがあります。下の前歯だけが飛び出していて、その状態のまま上の入れ歯を作るため、どうしても下の歯が高くなって上の入れ歯が見えない状態でした。下の歯をきちんと改善、上の入れ歯をきれいに作り直したら、口を開けた時きれいに歯並びが見えるようになり、見違えました。おばあさん自身も入れ歯が入った時に涙を流して喜んでくださいました。口を開ける顎の筋肉がしっかりしておりましたので、歯の土台の高さを顔に合わせて計って、歯の高さがきれいに戻ることで顔のしわも伸びるのです。顔が整い、歯が機能的によくなると、肩こりや偏頭痛といった不調もなくなって、身体が楽になると思います。物も食べやすくなったと喜んでいただけました。歯の状態はそうやって見た目や身体の調子にも影響してきます。
もう一人はお若い方でしたが、生まれつき小臼歯と2番目の歯が生えてこない先天欠如のある患者さまで、虫歯治療で来られたときにインプラントできちんと歯がそろうように治療しました。顔の状態がきれいに整って美人さんになり、喜んでいただけたかと思います。

山があって海があって、自然に恵まれていて田舎でありながらそれほど不便ではないところでしょうか。愛媛の中では関西に近いというのもポイントです。

１日の診療が終わって、夜テレビを見ながら缶ビールを夕食の前に1本開けるというのがリラックスできる時です。

治療する室内は患者さまごとにパーティションで区切られるようにして、プライバシーが守られるように配慮しています。スペースが十分広いので、患者さまも圧迫感がないように、スタッフも動線が広くゆとりのある空間を作りました。患者さまには治療中はタオルをかけてさしあげています。開院当時から、口腔外バキュームという吸引装置を使って清潔を保っています。

歯周病をしっかり治せるかどうかという点は重要です。歯を治療することはもちろんですが、歯から下の部分が大事です。骨と根、歯茎が重要な部分で作り物にはできません。
歯周病や咬合（こうごう）治療に真剣に取り組んでいる歯科医師を選ぶことがポイントだと考えています。