こうざと矯正歯科クリニック

はじめは虫歯や歯周病といった基本的な歯科治療に関心があり、大学ではその経験を積んでおりましたが、「これを学びたい」という意欲が次第に高まっていったのが、矯正治療でした。矯正歯科の奥深さに魅せられたのだと思います。学べば学ぶほど、まだまだ学ぶべきことがある、学びたいことがあると感じるようになりました。

これほど奥深いものを、他の分野と一緒に学ぶのは難しいと実感したのが、大学院生のときです。しっかりしたものを患者さまに提供したいという思いもあって、矯正歯科だけに絞り、経験を積んでまいりました。

初めて当院にお越しになった患者さまに対して心がけているのは、患者さまがお困りになっていることや、お悩みになっていることをできるだけピックアップすることです。その改善方法をご提示し、お悩みやお困りごとを解消できる道があると患者さまに示すことです。長年にわたるコンプレックスを解消できる方法に出会った患者さまは、一様に、ほっとした表情を浮かべられます。

しかしここで注意していただきたいのは、当院でご提示する方法と患者さまが事前に期待していた方法が必ずしも一致しないということです。当院は、患者さまのご要望に添うことを第一に、効率のよい矯正装置を用いることに力を入れています。そしてこれは、当院のモットーでもあります。

患者さまのことを思うからこそ、効率的な方法をご提示するのが私の役割だと考えております。こうして互いの関係性を深めていくことが、長期にわたる矯正治療を二人三脚で進める鍵であると考えています。

当院が休日の診療を始めた理由は、お子さまの通院のためです。お子さまも、忙しい毎日を送っています。塾や習い事、子ども同士のお付き合いなど、もしかすると、平日はずっと何かしらの予定が詰まっている子どもが大半かもしれません。その一方で、矯正治療は、長期的な通院が必要になる歯科医療です。毎月1回、歯科医院に足を運び、お口の状態をチェックしてもらわなくてはなりません。「定期的な通院の時間をなかなか取れないから」という理由で、矯正治療をあきらめているのであれば、それはとてももったいないことです。

そういった状況を何とか改善できないか、歯科医院の立場でできることはと考えた末、思い至ったのが、土曜日・日曜日にも診療を行うということです。現在では、部活に忙しい中学生や高校生でも、19時までの間に何とか時間をつくって通院していただいております。

当院では、「スマイル」という言葉をとても大切にしています。治療を終えた患者さまが浮かべる笑顔、その保護者さまの笑顔、治療にあたった歯科医師やスタッフの笑顔など、周囲には常に笑顔があふれています。そうした雰囲気を表せるロゴデザインを考えて生まれたのが、このデザインでした。

このロゴをぱっと見て、すぐに思い浮かべるのは、明るい笑顔。ニコニコと笑う太陽のようにも見えます。そこで少し視点を変えてみてください。歯科医院の名前である「こうざと矯正歯科クリニック」の「こうざと」のイニシャル「K」が見えてきませんか？さらに、歯列矯正を意味する英語「orthodontics」の頭文字「O」を組み合わせて、この笑顔になりました。このロゴデザインのイメージそのままに、笑顔が生まれる矯正歯科医院を目指して、今後も全力で努めてまいります。

たとえば、いざ投資を始めようという初心者が、株の値動きについての教えを請おうと考えたとき、専門知識を持っている投資家と、投資の経験はそこそこという近所の知人のどちらを頼るでしょう。専門性に長けた投資家に頼るのではないでしょうか。それと同じで、どのようなことにおいても、その道の専門家に任せるほうが不安がない。この結論に異議を唱える人はなかなかいないと思います。

歯科医療の中でも、矯正歯科は特に専門性が必要で、奥深いものだと私は考えております。矯正治療においては、ひとつの分野を究めようと、日々学びを深めている歯科医院にぜひ目を向けていただきたいと私は思っています。私自身は、その奥深さをとことん究めたい、それを患者さまに還元したいとの気持ちで日々の診療に取り組んでまいりました。今後も、こうした思いを大切に、一人ひとりの患者さまと向き合ってまいりますので、どうぞお気軽にご来院ください。