治療内容｜すまいる歯科・矯正歯科

歯科医師として日頃思っていることがあります。それは、タービンを持たないで済む日が出来たらいいなということです。タービンというのは、虫歯を削るときに使用するものです。それを持たないで済む日が出来るという事は、歯を削らない日が出来るということ。

歯は削ると元に戻る事はありません。その為、ご自身の歯を少しでも長く残したいと考えているならば、当然のことですが削らない方がいいです。歯を削るという事は、虫歯が悪化して削らなければいけないという状態なのです。そうならないようにするには、しっかりとした予防が必要です。丁寧に予防がされていれば、タービンを持たないで済む日が増えていくでしょう。いつかその日が来るように、当院では予防の大切さを知っていただけるように努めています。

今の段階では、虫歯を完璧に治せる人は世界中のどこを探しても存在しません。歯医者では治療を行っていますが、削って代用品で埋めているだけです。これを治療と呼べるのか？そうすると、矯正治療（※）は確かに治療といえる

これは、私が尊敬している先生の言葉なのですが、この言葉に思うことがあり矯正歯科の道に進むことを決めました。

※自由診療です。料金は料金表を確認してください。

歯周病を防ぐためには、患者さまに合うブラッシングが大切になってきます。毎日の歯磨きをしっかりとして磨き残しをなくす。その上で3ヶ月に1回程度、歯医者で歯石などを取りお口の中をきれいにする。それによって防ぐことが出来るのです。その為には毎日の歯磨きをただするのではなく、しっかりとどこを磨くのかというポイントを押さえて磨くことが大切になります。それでも残った汚れは歯医者で除去する。このサイクルが大切になってきます。

多くの人は自覚されていませんが、歯周病になられている人はたくさんいます。そのため、本当は歯医者には定期的に通う必要があるのです。また、お口の中には食べ物はもちろん、細菌やウイルスなどが入ってくる入り口でもあります。そのためお口を清潔に保つことはとても大切だと考えています。

親御さまには、お子さまのお口の中に注意を向けてください、とお伝えしています。染め出し液を使い、磨けていない場所を把握する事により、磨き残している部分を意識的に磨く。それにより、虫歯のリスクを軽減できます。一度虫歯になってしまうと詰め物などの代用品を使っているので、それが外れたり、その周辺から虫歯になったりします。それを防ぐためにも、小さい頃からの予防は本当に大切になってきます。

当院ではお子さまが通いやすくなるように、昔からある「歯医者は怖くて痛い場所」というイメージを変えていきたいと思っています。その為には、お子さまにそのようなイメージを持たれないようにすることが大切になってきます。当院ではお子さまの恐怖心を和らげる為の雰囲気作りにも力を入れています。ご来院いただいているお子さまに、歯医者が楽しいと言ってもらえるような雰囲気を心がけています。

今までは、歯が痛くなったから歯医者に行くというのが普通だったと思うのですが、そこを変えていきたいと強く思っています。虫歯にならないようにする為に行く場所が歯医者。そのような意識の変革が出来ればいいと考えています。メンテナンスをしに行く場所だと思ってもらえれば、虫歯も歯周病も激減していきます。多くの人が自分のお口の中に対する意識がまだまだ低いと感じていますが、自分のお口の中に意識を向ければ定期検診の必要性も理解していただけると思います。

結局のところ、定期検診は将来の自分の為なのです。お口の健康を保ち、ご自身の歯を守るために、長い目で見れば大切なことだと理解していただけると考えています。