治療内容｜いのうえ歯科医院

お一人おひとりの患者さまで、「必要な治療」の範囲は異なります。その「必要な治療」をしっかり見極め、最後までやり遂げること、そのための環境づくりは、歯科医師にとっての義務であり責任であると私は考えております。私たち歯科医師の仕事は、患者さまのむし歯や歯周病を治療すれば終わりというものではありません。むし歯を治療し噛めるようにすることで、患者さまの生活の質を上げたい――この思いで、私どもは日々の診療に取り組んでまいりました。そのためには、お一人おひとりの患者さまに対して妥協しない治療を行う必要があります。私は、患者さまのご要望すべてに対応できるオールマイティーな歯科医師を目指してまいりました。いずれかの分野に特化するのではなく、様々な歯科医療をご提供することは、本当の意味で患者さまを大切にすることにもつながります。当院は今後も、患者さまを第一に考えた診療に取り組んでまいります。

■できる限り痛みの少ない治療に取り組んでおります

歯科医療における痛みは、麻酔によってその大部分を取り除くことができます。しかし、麻酔をする際の痛みを痛みとして認識し、歯科医師や歯科医院に苦手意識を持っておられる方も少なくありません。そのため当院では、麻酔に際して、できるだけ痛みの少ない方法を取り入れ、丁寧な施術に努めております。大部分の方が、麻酔をしたこと自体に気づかず、痛みをほとんど感じないまま治療を終えておられることが、当院の大きな特徴です。表面麻酔を行ったうえで、丁寧にゆっくりと湿潤麻酔を施し、患者さまのマイナスイメージを取り除いております。当院は、レーザー治療による痛みの緩和も行っておりますので、痛みへの恐怖心が強く歯科医院になかなか足が向かないという方はぜひ一度ご相談ください。

歯の一部を何らかのかたちで失った患者さまにご提案する方法には、3つの選択肢（入れ歯、ブリッジ、インプラント）がありますが、私どもはそれらのメリット・デメリットをご説明したうえで、患者さまにとってよりよいご選択をしていただけるよう努めております。インプラントは、歯を失った部位の骨に人工歯根を埋め込み、より自然な見た目と噛み合わせを再現しています。従来の入れ歯やブリッジよりも周囲の骨にかける負担が少ないだけでなく、噛む力を再現する方法です。しかし、患者さまお一人おひとりの状況や環境を考慮しなければ、それが良い方法であるとは断言できないと私は考えております。当院は、患者さまのご要望や口内環境なども踏まえたうえで、インプラントの是非を判断してまいります。インプラントをご選択の際にも、インプラントそのものを過信することなく、患者さまお一人おひとりに向かい合った丁寧な施術を心がけております。

当院は、歯を失われた患者さまのニーズにお応えするため、入れ歯に注力してまいりました。以前から交流のある技工所と提携し、入れ歯をご提供しております。入れ歯の作製においては、歯科医師の技術もさることながら、歯科技工士の技術が非常に重要です。患者さまが入れ歯について望まれる内容をじっくりうかがったうえで、そのご要望に添ったものをご用意することを重視してまいりました。美しい見た目と同時に、自然な噛み心地を実現する入れ歯、長持ちする入れ歯をご用意すべく、日々取り組んでおります。食事の際に楽しく明るい時間を過ごせる入れ歯をお望みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

歯は、口元の印象のみならず、人となりの印象まで大きく左右する要素だと思います。0.1mmほど大きさが違う、他の歯と色合いが少々違うといっただけで、その印象は大きく異なります。当院は、歯茎との境界線をできる限り取り除き、より自然に見える仕上がりを追求します。同時に、きちんと噛むための機能性向上にも尽力してまいりました。被せ物や詰め物によって、噛み心地は大きく異なります。どれほど自然な仕上がりであっても、自然に噛めないのであれば本末転倒です。私どもは、見栄えと機能性を両立させ、できるだけ自然な状態で過ごしていただくこと、笑顔になっていただくことを主眼に置いて、被せ物・詰め物の治療に当たっています。

当院の診療スペースには、多数のおもちゃを用意した楽しいプレイルームを設置しています。小さなお子さまが治療前後に遊んでリラックスするための空間であり、保護者さまとご一緒に過ごしていただけます。お一人で遊べるような年齢であれば、保護者さまの診療中にお子さまに遊んでいただくことも可能です。歯科医師やスタッフの目が届きやすいつくりになっており、保護者の方も気を楽にしてお過ごしいただけますので、ご活用ください。

歯科医師としての役割で大事なのは、患者さまの生活習慣や考え方の違いなどと関わりなく、最後まで治療を行うための環境を整えていくことだと私は考えています。ブラッシングが十分できていないのであれば、それを責めるのではなく、なぜできなかったのかを考え、ブラッシング方法を指導していくのが歯科医院の責任です。丁寧に親身にお教えしても、1度や2度の指導で完璧なブラッシングができるようになるわけではありません。患者さまのお口の健康を維持していただくため、ご自宅でのメンテナンス方法を繰り返しご指導いたします。私どもは決してあきらめませんので、患者さまもぜひご協力ください。