大野歯科医院（大阪府摂津市）

補綴(かぶせ物)です。例えば、噛みこみがきつい人は全体的に前の歯を噛みこんでいたために、噛み合わせが奥の方が低くなってしまっています。そのため、奥に何ももう入れようがない歯があります。ふつう噛み合わせの関係上、低いままでつくります。このような場合、どこかを上げてあげないとスペースがつくれません。私は咬合を調整し、1ミリや2ミリ噛み合わせを上げます。やはり上げるのには勇気がいります。しかし、これまで私は多くの患者さまの治療をしてきたという自負があるからこそ、できることなのだと思っています。噛み合わせが悪い人がいて、噛むこともできない人がきれいに噛めるようになったとき、学んできてよかったと感じます。

予約のときは予約表の情報を見ながら、どうされたかを聞いて、それに合わせた対応はしています。そのため、初めての方はまずはお口の中をしっかりと見させていただいてから、お口の中の状態を説明していきます。そのあとどういった治療を行っていくのかも、そのときに説明していきます。患者さまに納得していただき、ご納得いただけるような治療を行っております。

変わったことは患者さまの診療をするにあたっての接し方ですね。昔と違い今は、患者さまにいつごろ腫れるよとか、はっきり言うようになりました。例えますと、「およそ3日後くらいに良くなりますよ」とかですね。患者さまから「先生に言われた通りでした」という話をよく聞くのですが、歯科医師歴を重ねていく中で分かってきた部分ですね。この変化は私自身、とてもいい変化なのではないかと感じております。あとは使用する材料も、昔より良いものを使っています。材料にこだわりを持つようになりました。逆に変わらないことは、同じチェアをずっと使っていることですね。

しっかり歯科医院に連れてくるということが重要だとお母さまに伝えています。お母さまが根気よく連れてきているところは、小さいお子さまでもやっぱり最終的には自分でチェアに座って、自分で診療室に来るようになります。お母さまがそこで諦めてしまったら、治療が進まなくなってしまいます。経験談として、最初はチェアで暴れていたお子さまが今では平気で来られるようになりました。そのときもやはりお母さまが根気よく連れてきてくださっていました。チェアに座って30分くらい何もできなかったときもありますが、何回か繰り返したらだんだんと治療ができるようになりました。ですので、椅子に座らせるだけというのも重要だと思います。あとは間食を与えすぎない、歯ブラシの仕上げをしっかりしてあげるようにお母さまには伝えています。

以前、近くに住んでいるお年寄りの方が歩いていらしたとき、帰り道が怖いというのもあって送り迎えしていました。もうその方は亡くなってしまいましたが、すごく喜ばれていました。道が混んでいたりしたら来院が困難な場合もあるので、近隣で行ける範囲でしたら、ご高齢であったり足が不自由であったりする方など来院される場合は送り迎えも可能です。

インプラント治療（※）をしたいと考えています。私が歯科医師になった頃にはインプラント治療を実施しているところは少なかったのですが、今は主流になってきています。たくさんのインプラントではなく、奥歯に2本だけインプラントを入れるなど、そういう治療が処置の中にあればどんなことにも対応できるのではないかと考えています。どうしてもインプラントをできない場合は歯を削る必要があります。入れ歯やブリッジの場合はその対応が必要になることもあるので、歯を削ることがどうしても嫌だという患者さまにはインプラントをおすすめしています。そのためにも、今後その部分にも対応できるよう設備などを整えていけたらと考えております。

※自由診療です。料金は料金表を確認してください。

十何年とか、開業当初から在籍してくれているスタッフもいるので、かなり自由にさせています。昔からいるので、ある程度私もスタッフのことを分かっていますし、スタッフも私のことを分かってくれています。なので、連携に関しては非常に良くとれているのではないかと思います。お子さまに対しても優しく接しているスタッフなので、とても頼りがいがありますね。

父ですね。父も長らく、高齢といえる歳になるまで歯科医師をやっていたので、私もそれくらいまで歯科医師をやるのではないかなと考えています。80歳くらいまではバリバリ歯科医師を続けていたいなと思っています。後20年くらいはしっかり働きたいですね。