治療内容｜小林歯科医院（針中野駅）

予防歯科には大きく二つの重要な柱があります。
一つは、歯科医院で行う専門的な歯科洗浄、いわゆるPMTC（※）です。もう一つは、患者さまがご自宅で行うブラッシングです。
二つの目的は虫歯や歯周病の原因である口内細菌の除去ですが、PMTCにおいて細菌が歯の表面に作りだしたバイオフィルムを破壊することであり、ブラッシングは細菌のである歯垢の除去にあります。
二つのうちどちらかが欠けても細菌が繁殖してしまうために、一方でも不足してしまうと口内環境が悪化してしまう可能性があります。
特にPMTCは、細菌が時間をかけて作りだした強力な膜であるバイオフィルムをはぎ取って細菌を根こそぎ除去するため、細菌が再度バイオフィルムを作るまで、口内を清潔に保てます。しかし、いずれバイオフィルムが再発してしまうので、再度除去するために定期的なメンテナンスが必要となります。定期的に歯科洗浄を実施することで、口内環境を清潔に保ち続けることが可能になるため、虫歯や歯周病の予防になります。

※自由診療です。料金は料金表をご確認ください。

当院は、患者さまのプライバシーを考慮して、個室の診療室をご用意しております。その上、個室はとなりの診療台から飛んでくる飛散物をシャットアウトできるため院内感染の予防にもつながります。
また内装も、ご来院いただいた患者さまがリラックスして過ごせるカフェをイメージして設計しました。入り口も外から光を取り入れられるようにして開放感を出しております。
美容室に髪を切りに行くような感覚で気兼ねなくご来院いただけますと幸いです。

お子さまの中には歯科医院を怖いと感じているケースをよく見かけます。このようなケースのお子さまには、治療ができないからと言って無理やり押さえつけて治療するのではなく、まずは歯科医院に慣れてもらうことから始めます。無理やりにやってしまうと、その経験がトラウマとなり歯科医院嫌いになってしまう恐れがあり、お子さまの将来にとって決して良いこととはなりませんので、まずは椅子に座ってもらい歯科衛生士の歯ブラシなどでお口の中を触る練習から始めます。

当院は患者さまのお口に合う入れ歯をご提案した上で、他にもいくつかの選択肢をご提示します。もちろん、特定のタイプの入れ歯を無理強いすることはしません。最終的にどれにするかを決めるのは患者さまです。それぞれのメリット・デメリットをよく比較して、良いと思えるものを選んでください。

入れ歯に「外れやすいもの」という印象を持たれている方もいらっしゃると思いますが、フィット感は後から調整できます。当院は患者さまの思いを尊重しつつ、しっかり噛める入れ歯を目指して治療を行います。

インプラント（※）は、非常に優秀な義歯ですが、入れると同時に歯周病などの炎症のリスクを負います。なぜかと言いますと、インプラントの土台表面には骨との密着性を高めるために小さな凹凸が作られており、この凹凸が隙間となり細菌の繁殖場所となり、ここで繁殖した細菌が炎症を引き起こすからです。
インプラントに起因する炎症をまとめてインプラント周囲炎と呼びますが、インプラントを行うとその後はこのインプラント周囲炎との戦いとなります。インプラント歯周炎を抑えるためにはインプラント土台を清潔に保つことが必要になり、定期的なメンテナンスが必須になりますので、メンテナンスを怠ってしまうと歯周病でインプラント土台がぐらついてしまう可能性があります。
このリスクを包み隠さずお伝えするとともに、どうすればインプラントを長持ちさせることができるかということもご説明して納得いただけましたらインプラントを行います。

※自由診療です。料金は料金表をご確認ください。

初期の歯周病には自覚症状がほとんどないので、患者さまが気づかないうちに進行してしまうことがあります。そこで当院は、何も異常を感じないうちからの通院をご案内しています。

「歯茎から出血している」「歯茎が腫れた」「歯がグラグラしている」など、分かりやすいサインが出ている場合は歯周病の可能性がありますので、ぜひ一度ご相談ください。また、1日着用した後でマスクが臭う場合なども注意が必要です。

歯周病を放っておくと歯が抜け落ちてしまうこともあります。当院はそのような歯周病から皆さまの歯を守るために、歯周病治療・予防のメニューをご用意しています。大切な歯を失わないためにも、数カ月に1回のペースで検診を受けましょう。