健康的で美しい見た目に近づけるため、顔貌・口唇といった部分からの見え方や色、形などを確認し、しっかりとこだわって作製していきます。美容診療は周りの残っている歯の色に合わせるのが困難なため、歯科技工士の技術が求められます。例えば隣り合った6本の歯を美容診療の対象とする場合と、1本だけを対象とする場合では、1本だけの方が技術的に大変なのです。
当院では患者さまのスタートラインとゴール設定をしっかりとイメージして、治療を進めていきます。美容診療のスタートが、事故や虫歯によって欠損した歯の再建からなのか、元々のかぶせ物のやり直しからなのか、健康な歯を削ってきれいにしたいのかによって、治療の内容も変わってくるのです。健康な歯を削る美容診療はメンテナンスやコストの点から、あまりおすすめしていません。治療する際は、スタートラインとゴール設定をきっちり決めたうえで、治療に入るようにしています。