しむら歯科医院

父親が内科の開業医でしたので、その姿を見て医療に興味をもちました。私が幼少のころは、患者さまに対して医師の数が少なかったため、父は夜間も往診などの対応に追われ、休日もとれない状況でした。そんな父の姿を目の当たりにしていた私は、幼いながらにも医師は大変な仕事という印象を受けたと同時に、困った人の役に立てる使命感に似たような感覚が芽生え、歯科医師を志しました。学生のころは勉強があまり好きではありませんでしたが、仕事を始めてからは学ぶことが好きになり、以降、率先して新しい情報を追い求め、日々勉強の連続です。

大学卒業後の就職先が、この辺りの地区でした。一時は、実家の名古屋に戻って開業することも考えましたが、友人や知人など知り合いも増えたこの地に愛着が湧き、また、この地域の方々の人柄の良さにもひかれ、この地に開業しました。周辺の住宅街ができたころに当院を開業したので、地域とともに年齢を重ねている感じがします。

歯の生え変わりの時期は、親御さまが口もとに注目する時期なので、以前より相談を受けることが多くありました。矯正に良い時期は、「ある程度成長してから」という傾向でしたが、徐々に早い時期から矯正を行う流れに変化してきました。お子さまの顎が成長する時期に、その時期にしかできない治療法をとるため、生え変わったときに永久歯がきれいに並びます。方法としては歯の器となる顎のほうを大きくして、歯並びを整えるというやり方です。この矯正法のメリットはたくさんありますので、少しでも興味をもっていただけたるようでしたらお気軽にお声掛けください。

お子さまと親御さまがきれいになった口もとを見て喜んでくださる姿を見ることができたときに、やりがいを感じます。歯科治療は一見、同じことをしているようにも見えますが、一人ひとりのお口の状態が異なりますので、患者さまに合わせて工夫しながら治療をしています。成長過程にあるお子さまは、お口の中の変化が大きい時期なので、その時々に合わせた治療やメンテナンスが必要です。また通院してくださっている方が、お友達を紹介してくださることもあります。お子さま自身が当院を気に入って、お友達にもうすすめてくれているのかなとうれしく感じます。このように感じる瞬間も、「やっていてよかった」と心から思います。

優しく接することと、お子さまの理解力に合わせ、「分かりやすく」「繰り返し」説明させていただいています。事前に、親御さまとお子さまとの間で、治療をするかどうかをお話していただきます。その後、私を含めた三者間でもう一度、十分話し合いをさせていただきます。まずは、お互いの関係をしっかり築き、治療の必要性を理解していただいたうえで進めていきますので、途中で「やっぱり嫌だ」というお子さまはいません。しかし、どうしても嫌がったり、怖がったりしてしまうお子さまに対し、無理して治療を進めることはいたしません。お口の中の環境を整えるための通院がスタートしてからは、お子さまが治療に対する自覚をもつだけではなく、親御さまもお子さまの日々の生活習慣を管理するという自覚ももっていただかないといけません。その中で生まれるご質問に対しては、できるだけ詳しく返答するように心がけています。

夏は水上スキー、冬はスキーをやっています。学生のころはラグビー部でしたが、ラグビーは冬のシーズンしか試合をしないので、夏の楽しみとして、水上スキーを始めた次第です。当初は遊びのつもりで始めましたが、その後、どんどん楽しくなってしまい、ついには競技にも出場するまでになりました。それから少し時間がたった現在は、時間をみて若い人たちに教える側に立って楽しんでいます。冬のスキーは、当院から車で１時間半ほどのところにある、富士山のスキー場を利用していて、シーズン券を購入し、ナイターやオールナイトで週に１、２回ほど通っています。

よくあるパターンですが、運動が好きで勉強が嫌いでした。外を走り回っているような幼少期を過ごしており、夏は虫とりやプールに行くという毎日で、生活を満喫していました。自転車に乗れるようになってから、近隣の川を上流まで冒険しに行ったことがあるのですが、帰り道では道に迷ってしまい、結局そのまま迷子になって帰宅できなかったこともありました。