お子さんの成長に合わせて歯科治療も考えています
当院の小児歯科では、お子さまが自主的に通えるようになることを目指しています。そのためにはお子さまに恐怖心を与えないことが大切です。また、なるべくなら虫歯がない状態でも定期検診に来ていただき、予防などを通して虫歯がない状態を持続してほしいと思っています。
実際の治療では、お子さまがユニットに行けるかどうかが最初のステップだと思っています。そのため、それまでに恐怖心を与えてしまわないように、特に気を付けています。お子さまが一人でユニットに上がれない場合は、まずは親御さまに抱きかかえてもらい座ってもらうようにします。
お子さまに歯医者に行くことが嫌だという気持ちにさせないようにすることで、将来も健康な口内環境を維持していただきたいと思っています。
不正歯列の原因は癖や日々の習慣によるものがあります。
小児矯正では、床矯正をメインに行っています。床矯正にはさまざまな種類がありますが、そのなかでも口の中の機能を正しくしていくことに力をいれています。なお、装置を使って歯並びを整えていく矯正治療は当院ではあまり力をいれていません。口の機能がしっかりしていれば歯並びも良くなってくる、ということを念頭に置いているからです。
重きを置いている口の中の機能とは、具体的には舌の位置と、正しい飲み込み、口唇閉鎖力の3つです。それらを身に付けることが、結果的に正しい呼吸法にもつながっていきます。矯正治療というと歯並びの見た目を治療することだと思われがちですが、機能面を正しいものにするということも大切なのです。
また、このようにお子さまが小さいうちから床矯正を行うことで、さまざまな癖が定着してしまう前に問題点にアプローチしていくことができるというメリットがあります。
予防の必要性についても説明します
お子さまの虫歯予防に関しては、みんなに笑顔になってもらいたいという思いから特に力を入れています。口の中にトラブルを抱えている方は浮かない顔でいらっしゃることが多いですが、予防のために来ていただければそのようなことはありません。「笑顔で来院してもらって、笑顔で帰っていってもらいたい」というのが当院の院長の想いです。
予防歯科の中心となるのは、ブラッシング指導です。患者さまがきちんとした歯磨きを毎日できるように、ていねいに指導をさせていただきます。また、お子さまであればフッ素洗口を用いた歯の強化もおすすめしています。
歯周病予防においては、定期的な検診をしっかりと行っています。その時に歯磨きの状況を見て、磨き残しがあるところをお伝えします。また、予防の重要性についても改めてお話しし、意識を高めていただけるようにしています。
予防をしたことで痛みや腫れでつらい思いをすることがなくなり、歯医者に通うことが楽しくなっていただければうれしいです。