タキ歯科クリニック

歯科医師を目指したきっかけは、両親が診てもらっていた歯科医師さんがとても腕がよく、優しい方でして、幼いながらに歯科医院という職業に憧れを抱くようになりました。
また、母が薬剤師をしておりましたので、自分も医療関係に進みたいと希望しておりました。

当クリニックの開院に至ったのは、私自身２人子供がおりまして、埼玉で9年間、歯科医師のもとで勤務しておりましたが、上の子が幼稚園になり、何度も引っ越しを繰り返すのはかわいそうだということで、地元に戻ってまいりました。

開院当初から予防歯科に特に力を入れて取り組んでいます。治療をすればするほど歯の状態は悪くなり歯の寿命は短くなります。そして虫歯や歯周病で歯を失い、日本人の80歳の3人に2人は入れ歯が必要になるため、「予防に勝る治療はない」ということをいつも肝に銘じてます。
末永く、自分の歯で食べて、話せて笑えるためには幼い頃からのしっかりとした予防が重要だと考えております。自分にも子供がおりますので、親として歯科医師として、子供たちの歯を守っていく責任があると感じております。

歯科医師としてのやりがいと言いますか、当クリニックで患者さんを診療させていただいておりますと、幼い頃からご家族でご来院なさっているお子さまもいらっしゃいまして、歯科を通じてその方々の成長を見守っていけるところに楽しさを感じます。
中には診療するための椅子、「ユニット」と言うのですが、それにすら怖くて座れないぐらいの歯科医院が苦手だったお子さまがいらっしゃいました。
スタッフが毎回根気よく少しずつトレーニング、指導をし、3年通い続けていただいたある日、すーっとユニットに座って、自ら口を開け、 診療を受けてくれたことがありました。
スタッフに心を開いてくれた瞬間でありました。
以前の歯科医院での痛い思いがトラウマになっていたようですが、毎回根気よく少しずつトレーニングをしていって、ご家庭でもイメージトレーニングをしてくださっていたようです。
ご家庭と歯科医院が一丸となって、お子さまの歯を守っていく流れができたと感じたすてきな体験でした。

内装も北欧をイメージして作りました。キッズ棟にはピカリの家がありそこにはつり橋と滑り台があります。
ピカリの家からつり橋を渡り、滑り台を滑ると診療室に入れるようになっています。滑り台がある歯科医院はあまりないと思います。
子供たちが楽しみに来院できる雰囲気になっているのではないでしょうか？
滑り台をなぜ作ったかというと子供の診療で大変なことの一つに一人で診療を受けるということがあります。
子供たちが滑り台の前で保護者と別れて一人で勇気を持って虫歯菌をやっつけに行くというストーリーになっています。
子供たちが楽しんで自立できることを応援できる内装になっています。一人でできた子はどこか誇らしげです。
また、お母さん方より小さなお子さまがいらっしゃると歯科医院に通いづらいとのお声もお聞きしますので、当クリニックでは家族で通院できるように託児所も設けており保育士もいます。おむつ変えスペースもありますし、授乳室もあります。
歯科衛生士と保育士がご家族を知識面でもサポートすることで、お子さまが人生で初めて来られる歯科医院を目指しております。
小さいお子さまからご年配の方まで、全年齢向けのこだわりとしては、担当歯科衛生士制を導入し、プライバシー保護の観点から個室での診療を行えるようにしております。
いつも同じ歯科衛生士が患者さまを対応させていただくことで、数カ月に一度来ていただいたときでもコミュニケーションがとりやすい環境を作っています。

ピカリは一見、鹿に見えますが、実はトナカイなんです。
予防歯科を推進している北欧の国々からインスパイアされたイメージをデザイナーさんにお願いし、予防のシンボルとして当クリニックで活躍しています。
お子さまが当院に通われる際、当クリニックのバックとファイルをお持ちいただくのですが、あえて一部色を抜いてあるデザインですので、お子さまやご家族の方がそれぞれお色を加えたり、刺しゅうをしてくださったりと、ひとつの楽しみになっているようでうれしいです。

私の趣味は映画鑑賞とドライブと読書ですね。映画鑑賞は小学生のころからの趣味でして、最近見た映画はシン・ゴジラですね。(2016/11/10現在)
今まで特によく見た映画はフォレストガンプです。ドライブはよく箱根や伊豆方面に出掛けますね。
読書は毎日30分ほどしています。
休日は歯科医師のセミナーに参加したり、子供が習い事として水泳をしておりますので、大会に応援しに行ったりもしています。
長期休暇があったら、家族で海外旅行に行きたいですね。南米のチリ、ウニユ塩湖なんかにも行ってみたいです。

私が行ってみたい歯科医院はやはり検査と説明をしっかりしてくれて、スタッフの対応もいいところですね。
当クリニックもそのようになれるよう努めています。
スタッフを教育する、というよりは、どのスタッフもしっかりしていますので、私が逆に学ばせてもらっていることが多いですね。
特に何か指導などはしておらず、おのおののスタッフに任せています。

今後の展望としては、地元である小田原の歯の健康寿命をどんどん延ばしていきたいです。
健康寿命と口腔内の健康は切っても切り離せない関係です。
お口の中から健康にして、長生きしていただいて、地域を活性化させていきたいです。
地域活性化、人口増加で活気ある小田原になってもらって、地域がより良くなる一端をこのタキ歯科クリニックが担っていけたら幸いです。