四谷歯科

まずは患者さんにリラックスしてもらうことを心がけています。どうしても初めての方は不安があって少し震えている人もいますからね、2～3分おしゃべりしてからということが多いです。雑談程度であまりプライベートなことには触れませんけど、患者さんの出身県が私も知っている地方だったらそのことや、テレビの話題などたわいもない話をして緊張をほぐしながら治療に入ることもあります。人と人だからコミュニケーションが大事。治療内容もしっかり説明して、納得してもらってから進めるということを守っています。

取り扱う商品については、患者さんに勧める前に自分が使ってみます。歯科専用品だけじゃなくて、今は一般の薬局でいろんなケア商品が出ていますから、歯磨き粉とか歯ブラシも買って使い心地を確かめてからです。電動歯ブラシは機能性が高くブラッシングが楽だから、患者さんからもどれが良いかよく聞かれますが、選ぶポイントとしては長く継続して使えるものがいいですね。高額なものが良いのは当然ですが、替えブラシがあまりに高いと何ヶ月かして買わなくなっちゃう場合もあるんで、本体はそこそこの値段がしても性能が良いものを、替えブラシが普通に買える高くないものですね。使いづらいのも続けられないですし、本体があまりにも安価なものも勧められないですね。自分でもそうして気に入ったものを長年使用しています。

昔の歯医者さんのイメージといえば、やっぱり怖いところという感じでしょ。先生が言った通りに勝手に治療を進めてそれで終了って雰囲気で。でも、その頃と今では状況が全然違います。

私は患者さんと和気あいあいとやって、ふざけ話もしながらねぇ、お互い本音を言い合いながら治療するタイプだから。言いたいことがあったら、その場で話せば不満もトラブルも少なくて済むと思います。

患者さんも話しやすくてこっちもそれに対して何でも言える関係じゃないと、トラブルも大事になるような時代ですから、ちゃんと患者さんと向き合って診療するようにしています。

私は最初、横浜で歯科衛生士学校の先生をして、それから福島の田舎で少し診療した後、山形の駅前の歯科でインプラント（※）の修業をしましたが、父親が「もう年だから」ってここへ来ました。いろんな場所で勤めていた経験から、今でも勉強になったって思うことがあります。おじいちゃんに入れ歯を作ったときのことで、きれいに仕上がってうまくいったんですが、後でグチ混じりにこう言うの。「きれいな歯だとハクがつかない。歯が1本くらいなくてガタガタの方がカッコがつく」って。その方、大工の棟梁だったんですがこっちの予想と患者さんの要望がずれててね、患者さんの気持ちとか職業とか背景を考えるきっかけになりました。

それから印象深いのは、いろんな歯科に行っていた方で私の治療を納得して気に入ってくれた患者さんがいたんですが、私がその医院を辞めるって言ったときに、「ねぇ、オレやっといい先生見つけたのにねー、また探さなくちゃいけない、どうしてくれるんだ」って涙ぐみながら怒ってたの。そんな風に思ってもらえるっていうのは、今思い出してもちょっと泣けちゃうほどうれしかったですね。

※自由診療です。料金は料金表を確認してください。

ジムで汗を流しています。ストレス発散にもなるし、この業界は体がしっかりしてないと務まらないということもあるので、健康管理も兼ねて行っています。

今までもこれからもそうですけど、自分にうそをつかずに誠実に診療・治療をするという方針です。無理をすると患者さんも迷惑だし、私も苦労しますから。私ができることは精一杯して、できないことなら別の医院を紹介します。患者さんには気楽にしてもらって、治療後も笑顔になれるような治療をしていきたい。最近では、歯医者と患者さんが外で会ってもお互い知らん顔ってこともあるけど、私はやっぱり声かけたりあいさつしたり、そういう関係でありたいと思っています。そのために私は技術向上を目指し、新しい情報にはアンテナを張って、患者さんにより良い治療をご提供できるように努力を続けています。

皆さんには気兼ねすることなくお越しいただきたいです。丸ノ内線四谷三丁目駅から徒歩1分、土曜日も夕方17時まで診療していますのでとても通いやすくなっています。お口のことでご相談があれば改善する方法のお力になりますので、ぜひご来院ください。