ヒロ歯科クリニック

歯の根っこや歯周病などの保存治療です。お口の中のトラブルが重症化すると、最終的には歯を失ってしまうことになります。実際、できる限り歯を残してほしいと思われている患者さまが多くいらっしゃるので、それにお応えするために特に保存治療に力を入れて学びました。

歯を失うことは歯の見た目や機能性だけでなく、お顔の印象やバランスにまで関わってきます。どうしても歯を抜かなければ悪影響を与えるという場合には抜歯をいたしますが、できる限り歯を残す治療をご提供することで、患者さまにより長く食事を楽しみ、健康なお体でいてもらえる助けとなれるようにしています。

もう30年くらい前の話ですが、ある患者さまが歯が痛いと言ってご来院されました。診てみると歯がぼろぼろで、ひどい状態です。その方は人前に出る仕事だったので緊急で歯を整えたかったのですが、とても見た目を整える治療ができる状態ではありませんでした。しかし、そのお仕事に情熱的に取り組んでいらっしゃるようでしたので、自由診療の必要性を分かりやすくていねいに説明し、ご納得いただいて治療を進めたのです。どうにか患者さまのご要望を叶えることができて、貢献できて良かったと感じました。

私は体が大きくて厳つい顔をしていますので、患者さまからすると「怖い」第一印象になってしまうかもしれません。そういった要素に気をつけながら、患者さまがどう感じるかなどをくみ取って診療にあたっています。そしてできるだけ話しやすい雰囲気であれるように心掛けています。何の話であっても会話があれば情報が入りますので、その分だけ良い治療がご提供できると考えています。

私はお喋りをするのが大好きですから、診療に関わること以外でも気兼ねなく話しかけていただけると嬉しいです。コミュニケーションを取りながら楽しく診療を行うことで、歯科医院に通院しやすくなるきっかけになると考えています。

1988年に当院を開業して以来、たくさんの患者さまを診療してきた経験に加えて、新しい治療やシステムを率先して学んできました。その分だけ、積み重ねてきた知識と技術を患者さまにご提供できると思っています。当院で診療を受けた患者さまが、「この歯科医院を選んで良かった」「しっかり治療をしてもらえた」とご納得いただき、治療による利益を得たと実感していただけるようにすることを目指しています。

また、診療をする際には患者さまとのコミュニケーションを密に取ることを心掛けています。最初から何でもお話ししてくださるオープンな患者さまもいれば、どちらかというと人見知りでなかなか言いたいことが言い出せない患者さまもいらっしゃいます。そんな方でも通院を続けていただく内に、お話を続けていくと意外な一面が見えたりすることがあります。どんな患者さまとも腹を割って話せる関係になれたらと考えており、それによって良い治療をご提供していきたいと思います。

歯科嫌いのお子さまがいらっしゃった場合には、できるだけ物腰を穏やかにして接するようにしています。お子さまが怖がって泣いているために治療が進まないからといって、スタッフや親御さまが少しでもマイナスの感情を出してしまうと、お子さまはそれ以降、治療のたびに口を開けてくれなくなります。もしどうしても泣いて治療できないときには、簡単なうがいなどから慣れてもらって、また次の来院時に改めて見せていただくようにしています。

お子さまが怖がっている場合には、長い時間をかけて待っていてもできる可能性はあまりありません。親御さまもお忙しいでしょうから、10分程度で診療できるかどうかを判断し、難しそうでしたらまずは歯科医院に慣れていく練習へ移行しています。無理に治療をして、お子さまが歯科医院をトラウマに感じないように配慮をさせていただいております。

元々この辺りにずっと住んでいて、開業の場所としてちょうど良いと思い、この場所を選びました。元々地元だったので知り合いも多いですし、お世話になっている地域の方々に歯科医師として貢献したいという考えにも合っている場所だと思います。1988年に開院して以来、地元の方々にご利用いただき、助けられたからこそ今までやってこられました。そのご恩をかえすためにも、これからも四ツ谷駅近隣にお住まいの方々の、お口の健康をサポートさせていただければ幸いです。

四谷の好きなところは、都心だけど意外に下町的な、ちょっとごちゃごちゃしてるところですね。住宅街が広くありますが、新宿から近くてアクセスが良いからかいろいろな分野の学校が多いですが、大人向けの飲み屋やなども駅周辺に集まっています。色々な要素がたくさん集まっていながらも、治安が非常に良いのも魅力の一つだと思います。都会の中心にもかかわらず緑が多くて住みやすいので、良い立地なんじゃないかと思います。

歯科医院選びのポイントは、自分と相性の良い先生を選ぶことです。しかし、どの歯科医院にどんな先生がいるかを知るには直接会ってみるしかなく、難しいことだと思います。少なくとも、行って話をして合わないなと感じるなら、早めに変えた方が良いでしょう。私が思うに、その土地で長く続けている先生が良いのではないでしょうか。または、家族や知り合いの話やインターネットなどを参考にして、通いやすい場所から2・3件選んで口コミを比べて選ぶと、自分に合った歯科医院が見つかりやすいと思います。

自分で使っていて良かったと思ったのは、電動歯ブラシです。人間の手では動かせないほどの細かな振動で、歯に付着している微粒子サイズの汚れを浮かせてられるので、お口の中をきれいにできます。浮いた汚れはうがいをすれば口から出て行きますし、口の中のバクテリア数を少なくするためには良いはずです。自分できちんと歯を磨けていないと感じている人は、使ってみてはいかがでしょうか。

今後、特に必要だと感じているのは歯周治療です。開院からずいぶん経って、その頃から現在まで通院してくださっている患者さまは長くて20年以上の付き合いと、ご年配の方が多くなってきました。また、昔と比べて歯のケアの意識が高まってきたこともあり、歯がしっかりと残っている高齢者の方が増えてきて、必然的に歯周病患者が増えてきたというのもあります。もちろん全部の治療に力を入れているのですが、その中でも特に歯がなくなってしまう可能性が高い歯周関係のトラブルに力を入れて、最後の最後まで美味しくご飯を食べていただけるお口の維持をお手伝いできればと考えています。