クリスタル歯科

一言では答えられないくらい、幅広く学んできました。例えば、美しい被せ物・詰め物を作ることや歯を残すこと、インプラント治療などが挙げられます。

私は歯科口腔外科で研修を受けた後、大学院では美容診療を扱う歯科材料学の研究で博士号を取得しました。次に、歯を残す方法について研究する大学病院の保存科で講師となりました。それから残すことのできない歯、また既に歯を失った方に対応するために、歯科口腔外科の技術を生かせる、インプラント治療について技術を磨いてきました。

また、当院のある水道橋はスポーツジムなども多い土地で、患者さまからご要望をいただきいたのを機に、試合ために装着が義務づけてられているスポーツマウスガードについても学ぶようになりました。

そもそも歯科医師には日々の研さんが義務づけられていますが、私がこのように幅広く学んできたのは、すべて患者さまのニーズに応えるためです。一人でも多くの患者さまのお手伝いができるよう、これからも勉強し、努力し続けてまいります。

歯科医療の各学会から送られて来る学会誌に目を通したり、実際に学会に出席したりしています。

また、私が講師となってセミナーを定期的に開催していますが、そこから学ぶ点も多々あります。講義をすることで、自分が今まで学んだことを振り返る良いきっかけになりますし、時にはセミナー受講生から気付かされることもあるほどです。教える側ではありますが、とても勉強になりますね。

日々患者さまを治療することはもちろんですが、セラミックの被せ物といった美容診療を価格を抑えてご提供している点も、医療貢献と言えるのではないでしょうか。経済的にご負担が少なければ、たくさんの方が美しい歯を手に入れることができ、患者さまの笑顔を増やすことにつながるからです。

また、セミナーや動画配信サイトなどで若手の歯科医師に向けて、日々の診療に生かすことができるちょっとしたコツや工夫を伝えることも、医療への貢献と考えています。残念ながら、私が一日に診療できる患者さまの人数には、どうしても限りがあります。しかし、治療に役立つ情報を伝えて、他の歯科医師がそれを取り入れてもらうことで、よりたくさんの患者さまに届けることが可能になります。自分の知識や発見を他の歯科医師と分かち合うことで、皆さまをサポートできればと思います。

医療機関での勤務経験が長く、技術があるのはもちろん、細かいことにもよく気付いてくれる点です。また患者さまに親身に接してくれていることも頼もしく思っています。

例えば、私からの指示がなくとも、「患者さまのために」と自分で考えて行動してくれます。患者さまが治療器具を見て緊張することがないよう、器具を入れた滅菌パックを裏返しにしておく工夫は、歯科衛生士が始めてくれました。また、患者さまがうがいをする際に、すっきりとした気持ちになってもらえるよう、水に洗口液を加えたり、夏の暑い日などに待合室でお待ちの方に冷たい麦茶を持っていったりすることも、スタッフの発案です。

私が治療に集中するために気がつかない部分に、しっかりと対応してくれるのでとても助かっています。

「患者さまのメンタル面までもサポートしよう」と働きかけています。忙しくても患者さまの受け入れを断らず、困っている方にはいつでも対応するという姿勢を、医院の共通認識としています。

とはいえ、元々気配りができるスタッフばかりなので、私のやり方を押しつけることはしていません。言われたからやるというのではなく、患者さまのためを思って自ら行動できるスタッフがいるという点を、誇りに思っています。

「患者さまに感動してもらおう」と、スタッフに呼びかけています。例えば受付スタッフには、最初にお電話を受ける際、患者さまが振り絞った勇気について配慮してもらうようにしています。

また、業務だからと受付や治療を漫然にこなすのではなく、患者さまのお気持ちを考えて喜んでいただける方法を考えるほうが、やりがいがあって楽しく働けると考えています。そうすれば、患者さまの笑顔を一層喜べるようにもなるでしょう。そういったことをスタッフに伝えています。

当院のロゴは心を表すハートと治療技術を表す腕を組み合わせて、歯を形作ったデザインにしました。メンタル面のサポートと、しっかりとした治療技術の提供を意味しています。患者さまに親身に接し、治療技術を磨き継続していくことで、より良い治療へと結びつけられるようにという思いを込めました。

また、当院名は、患者さまに隠し事をしない清廉潔白な歯科医院であることを伝えたいと思い、透明で美しい「クリスタル」と付けました。一般的な治療はもちろん、見た目の美に関する処置も、その名に恥じないよう心がけています。当院の外観も、透明性を表現するため、あえて中まで見えるようにこだわりました。

余談ですが、友人の歯科医師からは私の名前が小栗であることから「小栗スタイル」をもじって「クリスタル」としたのではないかと言われます。実際はそう考えて名付けたわけではないのですが、なるほどと思い、ますます愛着が湧くようになりました。

当院では、植物から感じる癒やしのイメージを、外観から内装、スタッフのユニフォームまで、デザインに取り入れました。歯科医院に緊張される方が多いからこそ、少しでもリラックスしていただきたいとの願いを込めました。

看板や待合室の窓には、植物の葉を模した装飾を施しました。さらに、看板は上からライトで照らし、木漏れ日のような光を演出しています。治療台は土に見立て、濃い茶色を選びました。院内にはアジサイのような青や赤紫色などをふんだんに使い、スタッフのユニフォームも花や葉の色にしています。数ある花の中でもアジサイを選んだのは、6月に開院したことが由来です。

また、歯科医院作りにかかる費用を抑えることにより、治療費用を抑えて設定することを目指しました。限られたスペースでも狭さを感じさせないよう、収納スペースの配置などを工夫しています。さらに患者さまに治療について伝える際に、目で見て分かりやすいご説明ができるよう、大型モニター画面を設置しました。

保険診療を中心にしつつ価格を抑えた自由診療も手掛けるという理事長の方針に共感を覚え、入職した歯科医院をその理念と共に継承して開業しました。

ありがたいことに、当時から来てくださっている方もたくさんいらっしゃり、これからも患者さまのために全力を尽くしていきたいと考えています。

歯科医師や受付スタッフが親身になって話を聞いてくれる歯科医院がいいでしょう。院内がきれいで清潔感があるかどうかも見逃せないポイントです。また、歯科医院の公式サイトやポータルサイトで院長の人となりを知り、ご自分が賛同できるところに行くことをおすすめします。