小林歯科

「親に勧められた」というのがきっかけです。というのも、図工・工作が昔から好きで、親がその姿を見て「手先を使う歯科医師になったらどう？」と声をかけてくれたんです。どちらかと言えば手先が器用だと思っていたので歯科医師になった今「自分に合っている」と感じていますね。

初めて通う方は緊張していると思うので、やさしく声を掛けたりお話をじっくりお伺いするように心がけています。また、お悩みやご要望を聞いて、症状を判断してから治療内容を分かりやすくご説明しています。例えば根管治療だった場合、「歯の根の治療はおおよそこのくらいの回数がかかり、そこから土台を作るための型を取って、さらに被せ物を行うので、7.8回の通院が必要になるかもしれません」と、ここまで詳しく事前にお伝えします。「何をするのか分からない」という不安をなくすために、きちんと治療内容等を提示するように心がけています。

昔勤めていた歯科医院には歯科口腔外科を深く学んでいる先生がいました。「親知らずの治療」について色々教えてもらったことがあるため、歯科医院を開業してから、複雑な症例でも自分で対応することができました。しかし、親知らずを抜いた後は、頬が腫れたり体調を崩すなどのリスクがあるんです。治療の後にフォローできる体制を整えている歯科医院に頼むことが重要だと思うようになり、今は歯科口腔外科を担当している歯科医院へご紹介するようになりました。また、お子さんの治療方法も変わりましたね。

昔はお子さんが泣いていても押さえつけて治療をするという傾向にありましたが、今はできるだけお子さんとお話をして、泣いたり怖がったりしている場合、無理に治療することはなくなりました。昔は「押さえつけてでも治療してほしい」という親御さんがいらっしゃったのですが、今はそのような患者さんは少ないですし、お子さんのことを考えた時、無理に治療を進めるのはよくないですよね。しっかりお話をして、治療の必要性に気付いていただき、お子さん自身が納得できる治療を提供したいと思っています。

地域柄、農業している方が多いんです。患者さんから「新鮮なお野菜」をいただくこともあり、そのおいしさにいつも感動してしまいます。アスパラなどのお野菜は特に、その日に収穫したものだと今までにないくらいおいしいんです。地域の方々の温かみある対応に、感謝してもしきれません。

ご年配の方ともよくお話をしています。お話好きのご年配の方が多く、リラックスしていただけるためにもコミュニケーションは欠かしません。また、ご要望があれば、治療台を倒しすぎないようにしたりもしています。

とにかくとても気が利き、すぐにフォローしてくれるので、本当に助かっています。また、受付では患者さんとたくさんお話していて、とても楽しそうです。そのため、患者さんにとって心地よい空間になっているのではないかと思えます。

患者さんが快適に過ごせるように「清潔にする」ということにこだわっています。院内には空気をきれいにする機器を用意したり、治療器具は高圧蒸気滅菌器で滅菌したりと、感染対策は十分に実施しています。

昔は陶芸をしたり油絵を描いたりして過ごしていました。最近はダイエットと健康維持の意味も込めて走っています。少し太っていたのですが、3カ月続けたことで8キロ減量に成功しました。気分転換にもなりますし、気持ちがいいですよ。