モリシタ歯科医院

私の父が森下歯科医院を作ったのですが、父は当時から私が歯科医師になることを予想していたそうです。
当初、私は別の職種に就きたいと考えておりましたが、次第に歯科医師という職業に惹かれていき、歯学部を受験しました。そして、実際に歯科医師として患者さまのお口の中の治療を行うようになり、歯科医師の仕事に対してやりがいを感じるようになりました。
当院は、美容診療に力を入れております。歯の美しさを追求することは、現代のニーズに沿っていると思い、多くの方の助けになりたいという願いから美容的な治療に力を入れるようになりました。
非常に奥が深い治療ですが、それだけやりがいを感じています。

これは、それぞれの診療科目に見識の深い医師を集め、それぞれの医師が力を発揮できる治療を任せるという取り組みです。
一人で複数の治療を受け持つ場合、様々な知識や技術を詰め込むことになります。つまり、広く浅く治療を行わざるをえなくなることが考えられます。
しかし、歯科医師を集めて、それぞれが注力する治療を担当することで、よりご希望に添った診療が可能になると考えております。従来の方法が広く浅いものととらえた場合、このコンセプトは広く深くということになります。
矯正や美容的な治療においては、ニーズが多様化してきているため、十分な知識と技術を持っていなければ患者さまのご要望にお応えすることができません。
技工士においても複数名が在籍しており、患者さまのお口に合った入れ歯や補綴物をお作りすることが可能です。

患者さまの顔の形や肌の色に合った入れ歯を提供することを心がけております。
顔の形や肌の色と合っていない入れ歯を装着すると、見た目に違和感が出てしまいます。患者さまに心から喜んでもらえるようなものをお作りしております。
そのようなご希望の入れ歯を提供することで、患者さまが自分の笑顔に自信を持てるようになり、表情や性格が明るくなり、ファッションなどにも興味が出始めます。しかし、入れ歯を作ることは容易ではありません。
1回の診療で2時間以上かけてカウンセリングをして、患者さまに合った入れ歯を考えることもございます。一切の妥協をせずに、入れ歯をお作りいたします。

デザイナーに依頼をして、内装を作っております。緊張感が漂う医院ではなく、リラックスして治療を受けられるような医院にするために、曲線を使った柔らかい雰囲気の内装に仕上がっております。
歯科医院は怖い治療をするところではなく、今よりも健康になるための治療をするところですので、恐怖や緊張を覚えるような内装は相応しくないと考えております。また、アンティーク調のデザインのインテリアを多数取り入れておりますが、どれも「古さ」を感じないデザインのものばかりです。
よいデザインのインテリアを配置することで、「古くて暗い」というイメージを払拭することができると考えております。
また、受付に関しましても患者さまにリラックスして診療を受けていただけるよう、ホスピタリティ溢れる対応をするよう指導しております。

入れ歯や補綴物、マウスピースなどを作ることは、いわゆる「ものづくり」の一つとして考えられます。どれも非常に奥が深く、患者さまに喜んでいただけるものを作ることができたときには、とても嬉しく思います。
また、当院にお越しの患者さまは美容に対する意識が高い方が多く、それだけ難しいご要望をお持ちです。そのようなご要望に応える入れ歯や補綴物などをお作りしてきたことで、患者さま方が、私のレベルを上げてくださったと感じております。そして、患者さまのご要望を叶えてみせるという私のプライドも高くしていただけたと思っております。
日々、患者さまとの出会いがあり、それをきっかけに自分の知識や技術を高めていけるところに、楽しさを感じております。 また、寝たきりになってしまった方に入れ歯を作ってあげたことで、その場で患者さまが立ち上がったという経験もありました。
当院では「寝たきりになってしまい歯科医院に行けない」「施設入り通えなくなってしまった」という方への診療も対応しており、そうした社会貢献の一環として地域のみなさまのお役に立てることに喜びを感じております。

「趣味は入れ歯づくりです。」と言えるほどに、入れ歯を作ることを楽しんでおります。また、東洋哲学に興味を持ち、それ以来習得に励んでおります。
ある時、易経の先生をされている患者さまがご来院されて、それをきっかけに易経のお話を聞かせていただくことになりました。当初は軽い気持ちでお話を聞かせていただくつもりだったのですが、引き込まれてしまい、2時間正座で聞き入っておりました。
仕事をしながらの習得になるので、深いところまでは追及できておりませんが、私の人生に何らかの大きな変化をもたらしてくれるものと感じております。