セカンドオピニオンの基礎知識とメリット、デメリットについて


治療を受ける際に、「この治療でいいのか」、「間違っていないのか」と不安や不信感を抱いたり、「他にもっと良い治療法はないのか知りたい」と思ったことはありませんか?

このようなときは、セカンドオピニオンという制度を活用してみましょう。セカンドオピニオンとは、主治医以外の先生に意見を聞くことを言います。セカンドオピニオンを受けることであなたの不安や不信感を取り除き、安心して治療を受けることができます。

この記事では、セカンドオピニオンとはどういうことか、そのメリットやデメリットについても詳しく説明していきます。

セカンドオピニオンとは

1-1 主治医以外の意見を聞くこと

セカンドオピニオンとは「第2の意見」という意味で、今かかっている歯医者さん以外の歯医者さんに意見を求めることを言います。

セカンドオピニオンを利用する理由としては、現在かかっている歯医者さんでは「自分にとって最善の治療を受けているのか」「他に治療の選択肢はないのか」を確認することです。自分自身が納得のいく治療を安心して受けるために大切な手段といえます。

1-2 インフォームドコンセントとの関係

インフォームドコンセントとは、医師が患者さんに病状や治療方針や内容をわかりやすく説明し、患者さんの同意を得ることです。

インフォームドコンセントとセカンドオピニオンを受けることで、その治療にどんなメリットやデメリットがあるのか、複数の視点から知ることができます。何か少しでも不安に感じることや分からないことがあれば聞いてみましょう。

セカンドオピニオンはどのように活用すればよいのか

2-1 主治医に伝える

何となく、先生を疑っているようで言い出しづらいかもしれませんが、かかりつけの歯医者さんにセカンドオピニオンを希望したいということを伝えましょう。もし、直接言いづらいのであれば、衛生士さんや助手さんに言って、先生に伝えてもらいましょう。

2-2 必要なもの

セカンドオピニオンを依頼する際に必要なものは、今かかっている歯医者さんからの紹介状とレントゲンなどの検査結果です。

もし、紹介状やデータがなくても、他の歯医者さんに行けば診てもらえる場合がほとんどですが、本来のセカンドオピニオンとは少し意味が異なってしまいますし、今までの治療内容や経過、症状や状態などは通院していた歯医者さんでないと分かりません。

そのため、かかりつけの歯医者さんで行っている、もしくは行おうとしている治療が「患者さんにとって最善な治療なのか」という意味では、はっきりとはわからない場合がありますので、かかりつけの歯医者さんにきちんと伝えて、紹介状などを用意してもらいましょう。

2-3 セカンドオピニオンを聞く

セカンドオピニオンによる意見を求めた先生が自分の希望しているような治療を提案してくれたとしても、ただ首を縦に振るのではなく、その治療のデメリットなども詳しく説明してもらいましょう。

しっかり説明を聞いて、自分にとって何が最善の治療なのか見極める必要があります。

2-4 主治医と治療方法を再検討する

セカンドオピニオンを聞いたうえで、今後の治療をどうするのか主治医と再検討しましょう。主治医の治療方針に納得できればそのまま治療を続け、もし納得いかず違う方法で治療したい場合は主治医と相談しましょう。そうすることで、安心して納得した治療を進めることができます。

セカンドオピニオンのメリット

3-1 誤診の防止

セカンドオピニオンを受けることで、かかりつけの歯医者さんの誤診を防止することができます。まず疑問や不信感を抱いたら、主治医に直接聞いてみましょう。

それでも、納得できないのであればセカンドオピニオンを希望してみましょう。 わざわざ紹介状を書いてもらわなくても、最近で1医院に数名勤務医がいることが多いので、同じ歯医者さんの内の他の先生にもっと良い治療方法がないかを聞いてみる方が費用も手間もかかりません。

もし言いにくいのであれば、先ずは衛生士さんや助手さんに伝えてみましょう。

3-2 別の治療法の意見を聞ける

かかりつけの歯医者さんでは行っていない治療というのもあります。基本的な治療はどこもほとんど同じですが、特殊な治療などになると、材料が無いことや、器具が無いこともあります。治療によっては同じ治療でも歯医者さんによって治療内容が異なることがあります。

セカンドオピニオンを受けることで、かかりつけの歯医者さんに提案された治療だけではなく、他の治療法を知ることができます。また、歯医者さんによっても考え方が違うこともあるので、他の意見を聞くこともできます。

3-3 納得して治療に望める

セカンドオピニオンとして相談した歯医者さんの意見が、かかりつけの歯医者さんと同じ意見か、そうではなかったとしても、セカンドオピニオンを受けることで、自分が納得した上で治療に臨むことができるので安心です。

セカンドオピニオンのデメリット

4-1 診療費用が自費負担

セカンドオピニオンは「診断」ではなく「相談」になるので、健康保険などの対象になりません。

セカンドオピニオンは自由診療になりますので全額自己負担になり、通常の診療よりも料金が高くなります。自由診療は金額にかなり幅があります。

1時間1~2万円というところもあれば、3~5万円というところもあります。予約する前に金額や時間など詳しく聞いておきましょう。

4-2 セカンドオピニオンが有効でない場合も

本来セカンドオピニオンは、患者さんに症状や治療内容、方針をわかりやすく説明して、患者さんの治療に対する不安や不信感を取り除くためのものです。

しかし、セカンドオピニオンを依頼した先生の説明がわかりにくかったり、質問しても理解しづらかったりする可能性もあります。

中には主治医の診断と180度違った診断だったり、色々なことを説明され、かえって混乱してしまいセカンドオピニオンが無意味だったというケースもあります。

また、セカンドオピニオンがかかりつけの歯医者さんの診断(ファーストオピニオン)と変わらなかった場合は、「費用や時間、手間だけがかかり無駄だった」と思われるかもしれません。しかし、それによって、納得できたのならセカンドオピニオンを受けた価値があります。

4-3 新しい医師との関係性を作る必要

かかりつけの歯医者さんと付き合いが長ければ長いほど、信頼関係もできあがっていますし、歯医者さん側もその患者さんの性格やどういうタイプの人かある程度把握しています。

しかし、セカンドオピニオンを依頼する歯医者さんは基本的に初対面ということになります。新しい先生と一から関係を築いていくということになります。

まとめ

かかっている主治医の診断に不信感や不安、他の治療方法がないかを知りたい時は、セカンドオピニオンを希望してみては如何でしょうか。治療で大切なことは、何より自分が納得して安心して治療を受けることです。ぜひ、不安な気持ちを抱えている方は、相談をしてみましょう。

高村歯科医院

不正確な情報を報告

不正確な情報を報告

メールアドレス:任意
コメント(オプション):