歯が生え始める頃の赤ちゃんに使わせる、「歯がため」を知っていますか?歯がためを使わせると、赤ちゃんの機嫌が良くなったり、夜泣きをおさめたり、あごの発達を手助けしてくれたりと、とても重要な役割を果たしてくれます。
では、いつからどんな歯がためを使わせたらいいのでしょうか。今回は、赤ちゃんの成長に必要な歯がためについて詳しくご紹介します。
この記事の目次
1.赤ちゃんに使わせる歯がための役割
個人差はありますが、赤ちゃんは生後6カ月頃から、歯が生え始めます。それまで何もなかった歯茎から歯が生えてくるので、赤ちゃんにはとてもストレスになり、機嫌を悪くしてしまうことが増えてきます。そこで、ママを助けてくれるのが歯がためです。その歯がための役割をご紹介します。
1−1 歯がための役割①
歯が生え始めている赤ちゃんは、よだれが増えたり、口に手を押し込んだり、何でも物を口に入れたり、急に機嫌が悪くなって泣き出したりもします。それは歯が生え始めたことによって、歯茎がむず痒くなっていることが影響しています
そんな時に「歯がため」を噛ませてあげることで、そのむず痒さを和らげてくれ、赤ちゃんの機嫌も良くなることがあります。
1-2 歯がための役割②
歯がためは、乳歯の成長も手助けしてくれる役割があります。赤ちゃんが歯がためを噛むことで、歯茎がマッサージされ、あごの発達もサポートしてくれます。
1-3 歯がための役割③
歯がためには、赤ちゃんに「食べる」ということを、覚えさせる役割もあります。歯がためを自分で持って、口に運んでカミカミするという動作で、食べる事を身に付けていきます。
2.歯がためを使わせるのはいつから?
歯がためは、赤ちゃんの成長にとても重要ということが分かりました。では、いつから赤ちゃんに歯がためを使わせてあげたらいいのでしょうか。次は、歯がためを使わせる適切な時期についてご紹介します。
2−1 「歯ぐずり」が始まったら
赤ちゃんは歯が生え始めると、歯茎がムズムズで機嫌が悪くなることがあります。ミルクをあげても、オムツを替えても、抱っこしてあげても、何をしても泣きやんでくれないという時は「歯ぐずり」かもしれないので、歯がためを与えてみてください。ご機嫌になるかもしれません。
2−2 よだれが増えたら
歯が生え始めると赤ちゃんはよだれが増えてきます。また、歯茎のむず痒さを解消するために、赤ちゃんが「ブーブー」とよだれを飛ばすことがあります。よだれが増えたなと感じたら、歯がためを使わせてあげてみてください。
3.歯がための選び方
歯がためは、いろいろな種類があります。どんな歯がためが赤ちゃんにとっていいのでしょうか。持ちやすい形、安心な素材、清潔を保ちやすい歯がためなどがあります。最後に歯がための選び方のポイントをご紹介します。
3−1 持ちやすい形
赤ちゃんは物をつかむことがまだ上手ではないので、持ちやすい形の歯がためを選びましょう。シンプルな形の方が、赤ちゃんが自分で持って口に運びやすいです。
3−2 口に入れても安心な素材
赤ちゃんが直接口に入れる物なので、素材は気になりますよね。最近は、国産米などの天然素材でできた歯がためもあります。安心して赤ちゃんに与えられるものを選びましょう。
3−3 清潔を保てる歯がため
赤ちゃんが口に入れる物なので衛生面にも気を遣いましょう。デコボコした歯がためなどはゴミがたまりやすいので、水洗いや消毒しやすいものを選びましょう。
4.まとめ
歯がためを知っていれば、赤ちゃんのストレスを軽減でき、ママも助かります。赤ちゃんの成長にとても重要な役割を果たしてくれる歯がためをぜひ使ってみてください。
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監修医
本部 悠一郎先生
東葉デンタルオフィス 院長
経歴
1993年 明海大学歯学部卒業後、千葉県内歯科医院勤務
1995年 すまいる歯科分院長就任
1998年 あすか歯科クリニック分院長就任
2012年 東葉デンタルオフィスを開設
現在に至る
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